7月26日
◆ 医療改革法案を与党が強行採決、関連法が成立
今回の法案は一言で言えば、「医療財政一時ごまかし」法案だ。しかも、なんと言っても、今回のように、サラリーマンさんたちの医療費を3割に上げたりしても、5年後の破綻が見えているのだから。おまけに、今国会の小泉内閣は古今例がないほど法案成立率が低いということもあって、何とか目玉の法案だけは通したいという、理念も何もない姿勢が透けて見える。
そんなごまかしと見栄でしかない法案を強行採決する与党のだめっぷり、いいかげんっぷりを国民にきっちりみてほしい。
◆ 戦略的キャリアチェンジのすすめ
偶然に身を任せながら、節目の時に勝負する、とのこと。なるほど。
◆ 米海軍が支援する画像修復技術
軍需と民需が密接な例。30センチ角までは写せるとされる軍事衛星の写真の画像解析にめちゃくちゃ役立つと思うのは僕だけだろうか。
◆ 自治体サーバが危ない
こんな現状では住基ネットの稼動はありえない。費用はともかく、稼動を延期すべき。
(※ホームページリニューアルに伴い、上記リンク先のないものは、リンクを解除いたしました。)
7月25日
◆ 新北九州空港の需要予測、年328万人に下方修正
国土交通省九州地方整備局による。従来は580万人。(10年度予測)GDPを年3%から4%とみていたのを、年0.6%から1.9%と低く見たことが大きい模様。少子高齢化には配慮しているが、北九州市などが整備を求めている鉄道アクセスは前提に入っていない。
公共事業を考えるにあたって、今回のような、現状を厳しく見据えたデータをもとにして考えないと、「住民が利用することを前提とした質の確保」の視点ばかりでは、「あれも必要、これも必要」というばかりで、無駄をきっちりチェックしていくことはできない。その意味では以前に比べるとずいぶんと誠実なデータ公開だと評価したい。新福岡空港構想を考えるにあたっても、同様の姿勢がのぞまれる。
(※ホームページリニューアルに伴い、上記リンク先のないものは、リンクを解除いたしました。)
7月23日
◆ 「パンとサーカス」の政治の罠
2002年8月号の雑誌「VOICE」に京都大学の佐伯啓思教授が寄せた論文(「出し物が尽きた小泉劇場」)を読んだ。その中で氏はこう述べていた。
古代ローマは、しばしば「パンとサーカス」の政治の中で凋落していったといわれる。歴史は、ある場合には繰り返すというべきなのかもしれない。共和主義的な国家意識が失われ、道徳や倫理の崩壊の中で、人々は、政治に対して、パンとサーカスだけを求めるようになった。そして、「国民のための政治」はまさに国民にパンとサーカスを提供するものとなっていく。こうして政治の崩落とともに、ローマは、国家としての活力を失い内部から崩壊していった。
この基本構造は今日でも全く変わっていない。人々がパン(雇用)とサーカス(見せ物)しか政治に期待しなくなり、「国民のための政治」(民主主義)が、まさにパンとサーカスしか提供しえなくなるとすると、これは本当に深刻なことである。
この論を読みながら、こう思った。
政治家の口から出てくる単語に「雇用対策」と「わかりやすさ」がある。国民が政治に求めるものの代名詞のような二つだ。しかし、もしかすると、
雇用対策 = パン
わかりやすさ = サーカス
なのではないか。知らぬ間にローマ帝国の二の舞になってしまっているのではないか。とりわけサーカスということに関して、(政治的に正しいとされる)民主主義の名の下に大衆的な情緒とイメージ(わかりやすいとか、勢いよくしゃべったとか)に支配される「劇場型政治」(小泉さんに期待されたが失敗しつつある「メイクドラマ」)が政治自体と認識される事態に陥っているのではないか。佐伯氏の指摘はもっともだと思う。
氏はこの後、「今日の日本がその一歩手前まで来ているとすれば、それは、「国家意識」と「価値意識」を喪失した「戦後日本」なるものの帰結といわざるを得ない。まずは、そのことを自覚するというところから「政治の再建」は始まるというほかないだろう」と続けている。現在政治で語られている、「構造改革」という言葉に代表されるような「改革」は、本来「戦後日本」の見直し、「国家観」と「価値観」の再建のための手段であったはずである。しかし改革自体が自己目的化されてしまったのだ、と。
政治の再建に携わっている私から見ても、本来の目的は、「国家観」と「価値観」の再建だと思う。でもそれは、冷静に指摘されて始めて思い返したことだ。今日私は「パンとサーカス」の政治の罠に気が付いた。大衆的情緒に流されず、きちんと本来の目的を言い続ける存在でありたい。
◆ 現代の独身者像
国立社会保障人口問題研究所の調査。「異性との交際が意外に低調」という分析結果が意外。
◆ 「カルシウム不足でイライラ」は根拠がないらしい
これも一種の都市伝説?
(※ホームページリニューアルに伴い、上記リンク先のないものは、リンクを解除いたしました。)
7月19日
昨日、カナダ時代の友人に約一年ぶりに会った。やっぱり友達っていいものですね。(^^)
◆ パフォーマンスといわれても
雑誌「論座」8月号で4人の政治家が政治資金、秘書の状況、陳情処理の現状について公開した。彼らの宣言文はこちら。
以下一部を引用。
党は違っても、これからの政治を担っていきたいと考えるわれわれ若手には、ある共通した思いがある。それは、多くの有権者からうさん臭く思われたり、時には疎んじられるような、いまの日本政治の文化を変えたいという思いである。
われわれの目的は、「自分たちはきれいだ」と強調することではない。むしろわれわれの悩みや制度の矛盾点などを知ってほしいのである。まず国会議員の側が「こういう悩みがあって、こういうグレーゾーンの中で、自分たちなりに正しい政治活動を模索している」という姿を示す。そこから必要なコストや政治活動の線引きをめぐるコンセンサスを生み出すことで、自信をもって政治活動をしたいのである。
僕は彼らの姿勢に非常に共感を覚えた。パフォーマンスといわれても、「まず隗より始めよ」を貫こうとする姿勢に。
政治に立ち向かうと決めてから4年、僕もお金のかからない政治というのは可能なのだろうかということを常に考え、行動してきた。しかし、政治家がその役割を果たそうとすればするほど、仕事をすればするほど、お金は必要となる。そんな現実を何度も突きつけられた。
お金がある程度必要だ。そう考えるならば、彼らが言うように、「まず国会議員の側が「こういう悩みがあって、こういうグレーゾーンの中で、自分たちなりに正しい政治活動を模索している」という姿を示す。そこから必要なコストや政治活動の線引きをめぐるコンセンサスを生み出す」という方法しか、有権者と真摯に向き合う方法はないのではないか。有権者に見えないところでお金を集めて何とかやりくりしてしまうよりも、きちんと現状を共有してもらう方がよい。
事務所経費から秘書の給料まで、さながら一零細企業のように事細か。各議員の詳細なコメント付きで4人4様の内容となっている。是非ご一読を。
7月15日
◆ カエルはすでにゆであがっているのだ
宮路厚生労働副大臣が辞任した。帝京大学医学部への入学の件で口利きをしたせいだ。国会議員が大学側の受験者(後援会長の孫)の受験番号を大学側に伝えるってことが何を意味するのかわからない、宮路元副大臣。つい昔のようにやってしまったと平気で言う、元副大臣。
この異常なことに異常だと気が付かない感覚はいったい何なのか。水の中にいるカエルは徐々に水温が上がると、気が付かないうちにゆであがってしまうというが、政治家の中には、もうすでに「ゆであがっている」人が、宮路副大臣をはじめとしてかなりいるのではないか。そんな「ゆであがっている」政治家を私たちは散々見てきたのではないか。
もういいかげん、「ゆであがったカエル」にはご退場願おう。私たちに見逃す余裕はないはずだ。
◆ 「カレーに代わる何かを作るってことなんじゃないか」
11日に政援隊(福岡の未来を考える会)の会合があった。一番年上の人でも31歳という非常に若い集まり。無所属の人が中心だが、自民党の人もいるし、僕のような民主党関係者もいる。超党派ってやつ。政治家を志す人間の集まりなのに、もうすぐ10人を超えようとしている。福岡の若いやつも捨てたもんじゃないってところを見てもらえそうだ。
で、その会合の中で今後の取り組みとか、いろいろ話した。そんな中、ビールを飲みながら僕自身の口から出た話で自分でもなるほどと思ったことがあったので、書きとめておきたい。
「カレーに代わる何かを作るってことなんじゃないか」
日本のカレーライスはおいしかった。お手軽で誰の口にも合うってことで急速に広まった。普通のカレーしかなかったところに技術の進歩でレトルトカレーが登場した。便利だ。しかも売れた。でもあまりに多くカレー工場ができてしまった。町中カレー産業にまつわる何かで働いているんだ。カレー粉を作るためのスパイスを輸入する人、カレーのパッケージを印刷するためのインクを作っている人・・・。
ある日、カレーが売れなくなってきた。隣町に新しいレトルト食品工場ができたんだ。目新しいし、何より安い。味も悪くないらしい。人々はあわてた。新しい機械を導入して対抗しようにも資金がない。でも、カレーを作ることしか知らない人々は売れないカレーを作り続けた。カレーのパッケージの印刷用インクを作る人々はそれを全うすることでご飯を食べてきたから。「前みたいにまたカレーが売れてくれるといいなぁ。」そんな風に思ってしまう。
もちろんカレーを最初に編み出した人々には感謝さ。これまでそれでご飯を食べ、生活を豊かにしてきたわけだから。でも、カレーを生み出したあのパワーと情熱、想像力はどこかへ行ってしまった。他のレトルト食品にその座を奪われていくカレーのように、消えていくとあきらめるしかないのか。
今の日本はそんな感じ。
でも、ごくごく単純に思うのは、あきらめたくないってこと。
僕ら次の世代は、カレーに変わる何かを、汗をかいて創りださなきゃいけないんじゃないかって思う。
僕らなりの何か。
(※ホームページリニューアルに伴い、上記リンク先のないものは、リンクを解除いたしました。)
7月11日
◆ 住宅基本台帳ネットワークシステムの2つの懸念
8月5日に住宅基本台帳ネットワークシステムが稼動を予定している。この稼動に向けて市町村も準備に追われている。
住民基本台帳ネットワークシステムとは何か。これは国民全員に11桁の番号をつけてコンピューターで一元管理するシステムだ。時は99年8月にさかのぼるわけだが、このシステムを創設するために、民主党などの強い反対を押し切る形で住民基本台帳法が改正された経緯がある。
このシステムには2つの懸念があると私は考えている。
まずひとつは、個人情報を守る法律が存在しないままこのシステムを動かしてしまう危険性である。本来、このシステムを作る段階での議論では、個人情報の流出、国家・官僚による情報管理の危険性が指摘され続けている経緯があり、個人情報の扱いに関する法律は大前提とされてきていたはずだった。しかし、今国会で提出されていた個人情報保護法案は成立の見込みはなくなっている。個人情報を守る法律をなくしてシステムだけが出来てしまっては、先に書いた危険性は依然として残ったままとなる。(もう少し言えば、現在の官庁にも防衛庁リスト問題に代表されるように、業務上知りえた個人情報を「悪用」する例があり、実施主体への不信もぬぐえないのは事実)
それから二つ目は、個人情報を管理するコンピューターのセキュリティを守りきれるのかという疑念である。一元管理ということは、どこか一箇所が破られれば全国民の個人情報が流出する恐れがあるのだ。技術上の懸念がある上に、肝心の各自治体の取り組みに濃淡がある(知識や準備状況など)点から、一概に信用するのは難しい。一箇所破られたらすべてを表にさらすようなリスクを背負った脆弱な仕組みでよいとは思えない。
総務省は、時代の要請であるという点、現在の情報保護の堅固さ、自治体がシステム器材をリースしている事実(延期すれば違約金を取られる)などを挙げ、延期は非現実的としているが、今回の場合、優先順位を考えるならば、利便性よりも、個人情報がきちんと守られることのほうが高いと私は考える。
そもそも、行政による個人情報の一元管理は流出や目的外使用の心配があり、納得できる部分が少ないが、仮に、利便性を少しでも進める立場に立って考えてみても上記のようにまだまだ無理が多いことがわかる。
二つ目の懸念は、いわゆる「ハッカー」(クラッカーといった方が適切か)とシステム管理者側の「いたちごっこ」であり、100パーセント完璧なシステムはないことを合わせ考えれば、不正アクセスを阻む努力を常に続けるしかないのだろう。(莫大な開発・維持費用がかかることを覚悟した上でのことではある)しかし、一つ目の懸念を払拭するために、個人情報を保護する法律の制定は必須であると思う。(マスコミの取材を制限する部分は当然外す必要があり、そういう意味では、今国会に出された与党案ではダメだ)
ということで、結論としては、システムの稼動は延期すべきだ。また、十分に準備を進めていた各自治体の皆さんには涙をのんで維持費用を負担してもらうしかないようだ。
7月3日
◆ 民主党代表選、9月23日に決定
たまには党ネタを。党の代表選挙が9月に行われることになっていたが、日程が23日に決定。鳩山代表、菅幹事長の去就が注目されているが、一国民として、一政党職員として、いくつか希望がある。
まず、事前調整済みの「シャンシャン選挙」はやめてほしいということ。せっかく党員のほかにサポーターという制度を取り入れ、民主党と政治に対する入り口が広がったのに、かえってその関心を薄れさせる懸念が大きいから。
(この党員・サポーターの登録と名簿管理に関してはかなり厳正にやっている(当たり前)ので、どこぞの党のような歴史上の人物の名前を冠したユウレイ党員・サポーターが存在する余地はありません)
それから、若手議員から第三の候補を出してほしいということ。組織自体の活性化能力が今回の選挙には問われていると思う。結党時の出身母体のしがらみにとらわれず、ひとつの集団を作り上げるならば、それを象徴する新たな代表がいてしかるべしだと思う。
今からでも代表選挙には申し込めるので、党所属ではないけれど、政治に興味がある方はぜひご参加を。
7月1日
サッカーワールドカップも終わって、すっかり「宴の後」という感じ。
◆ 日本独自の連邦制を考えるシンポジウムを開催
先日来参加しているキャプテン@九州とシンクタンク九州の共催で、日本独自の連邦制を考えるシンポジウムを福岡市内で180名もののご参加をいただく中で開催。
私も「国土交通省職員A」役で第一部の寸劇に参加。マスコミにも取り上げていただきました!その一部はこちらからご覧いただけます。
梅雨時で足元の悪い中、お越しくださった皆様、ありがとうございました!
このシンポジウムの開催および準備を通じて、地域主権の可能性、中央集権制度の限界、コミュニティの役割などを改めて考えさせられたわけですが、効率性と透明度を高めるために自分たちに近い場所で税金の使い道を決めるしくみとして、地域主権を実現する意味はかなり大きいと実感しました。とはいえ、昨日のシンポジウムでは、そのしくみを使って実現すべき個別政策(その土地に住む人々の生活にとって、どんな役に立つことが出来るのか)までは踏み込んで話せませんでした。(この部分がないと、九州に住む人々にこのしくみがリアリティを持って伝わらないのです)この部分は今後の課題だと思います。
キャプテン@九州は新規会員も絶賛募集中ですので、ご興味のある方は是非一緒にがんばりましょう!
(※ホームページリニューアルに伴い、上記リンク先のないものは、リンクを解除いたしました。)