2003年6月27日
◆戦争継続中のイラクに丸腰のまま行けって言うの? ・・・ イラク特措法議論の核心
戦後復興を含めたイラク支援の議論が進む中で、自衛隊派遣をどうするかがひとつのポイントになってきている。
他の国に支援に行くときには、食事の準備から、暮らすところ、作業に使う道具まで、すべて「自己完結」でないと、かえって派遣先の国に迷惑をかけてしまうという見逃しがちな面がある。
という理由で、普段から訓練している自己完結型の組織で、かつイラク国内でニーズが高いとされる水の供給に役立つ浄水施設を部隊として持っている、「自衛隊派遣」が浮上してくるわけだが、これまでのPKOなどの自衛隊派遣と今回のイラク復興への派遣は決定的な違いがある。
それは、戦闘終結宣言を米国が出したものの、戦争状態であることには変わりないというイラクの状況だ。自衛隊の支援活動は非戦闘地域に限るといっても、日々戦況が移り変わる戦場で、戦闘地域と非戦闘地域の区別というのは現実問題つくものではない。
仮にこの現状を認めたうえで、それでも自衛隊派遣をといった場合でも、さらに問題がある。今ある防衛関係の法律では、自衛隊の隊員が身を守るには不十分な装備、そして不十分な武器使用基準しか認められていないのだ。
現在の自衛隊員が武器を使っても良い、とされているのは、「正当防衛」と「緊急避難」の場合に限られるとされる。簡単に言えば、もし不審な動きがあった場合でも事前には武器を使用することはできず、何かされてから出ないと武器を使って自分の身を守ることができないのが現状なのだ。しかも相手がどんな武器を持ってこちらに向かっているのかもわからない状況で、これまでのように最低限の武器の携行しか認められない状況では、丸腰で行って撃たれろ、といっているのに近い。
常に武器を使えという話ではない。最低限、支援に赴く自衛隊の皆さんが自分の身を守るのに必要な行動が取れる装備と武器を使う基準を、国民の面前で議論して決めるべきということなのだ。必要な措置が取れる、という国際的な基準に沿う形が望ましいだろうが、仮にその必要な装備を使っての訓練が自衛隊員にとって不十分だというケースが出てきた場合、その武器を使うことが必要な仕事には自衛隊を派遣すべきでない。
北朝鮮の問題を含め、今の日本安全保障政策においては、具体的にどのように国民を守るのかが国民、しいては国際社会に見えることが必要だ。なし崩しの特別立法で決めてしまうのではなく、今回の自衛隊員の武器使用基準をきちんと話しておくことは将来の日本のためになる。今ある法律の解釈で逃れようとするならば、これまでと同じ、国民に見えず、右傾化の進む日本の防衛政策、というレッテルを貼られるだろう。
2003年6月23日
30歳になりました。お祝いメッセージをくれた方々ありがとうございます。
◆而立、30歳の誓い
子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲、不踰矩
(意訳)
先生が言っていた。
私は15歳で、自分の意志で何かを学ぼうと決心し、30歳で一生の進路を決め、 40歳になって精神・肉体的に不安定な時期を乗り切り、50歳になって自分というものが解り、
60歳になって他人の意見に素直に耳を傾けられるようになり、 70歳になって、特に自制しなくても行き過ぎた行動をしないようになった。
論語の一節だ。
僕はどうだったろう。
小さい頃になりたかった職業は学校の先生だった。
中学の頃に教育の中身に関心を持った。子どもたちのために全力を尽くせる先生になりたいと思った。
高校のとき、何で子どもたちのために一生懸命工夫している先生方が現場で窮屈な思いをしているのだろうと感じた。
予備校のとき、それを解決するには世の中の仕組みを変える人になることが必要だと知った。
大学のとき、仕組みを守っている人たち、中央省庁の官僚のひとたちが全面的な仕組みの変化を起こすことができない現状に怒った。
そして、自らカラダをさらして変える仕事を担う政治へと足を踏み入れることを決め、政治を学ぶことにした。
今思えば、小さな頃に持ったちょっとした想いや素朴な疑問が政治に飛び込んでいるそもそもの原点だ。
そんな僕も今日で30歳。而立の年だ。国の政治にガチンコ勝負を挑むこれから1年間は、僕にとっても一生の進路を決める年になる。原点と初心を大事に、これまで気づいたこと、学んだことをフルに生かして、がんばりたい。
「学ぶ」とともに「動く」。
改めて気を引き締めて全力を尽くしていきます。皆さまも政治を変える少しの勇気と行動を心よりお願いいたします。
2003年6月18日
◆プロ並みの腕前に脱帽 ・・・ グランドゴルフ大会に参加
梅雨空をぬって行なわれた地元のグランドゴルフ大会に参加させていただいた。いやぁ、「マイクラブ」をお持ちの地域の先輩方のうまいこと。日々の練習の成果なんだろうけど、すごかった。土の微妙な凹凸で左右へ振り回されるボールを打つのは結構はまりそう。ちなみにぼくは最多賞(最多打数を記録ってこと (^_^;) )で賞品ゲット!でした。
◆政治が預かるお金は本当に重たいお金なのだ
福岡の民主党の政治資金パーティがまもなく行なわれる。僕が代表をつとめる10区総支部にも担当ノルマが課せられている。チケットは一枚1万円。次期衆院選の対策などにあてられる資金を集めるのが目的だ。しかし、普通の人にはなかなかお願いしやすい金額ではない。
いわゆる地盤も看板もかばんも持たない中で、国の政治にけんかを売ろうとしている僕からすると、このチケットの購入をお願いできる人は本当に少ない。
そんな中、それぞれ厳しい生活事情があるにもかかわらず、たくさんの友人がチケット購入に協力してくれている。本当にうれしい。そしてありがたい。みんなありがとう。ある友人から「まさかの友が真の友だ。忘れるなよ」と言われたが、全くその通りだ。協力してくれたみんなの温かい気持ちを忘れずがんばりたい。
その一方で、小倉南区の吉村元秀県議が政治資金規正法違反(虚偽記載)で逮捕された。事務所捜索の中で多額の現金が見つかっているようだ。捜査の進展を見守る必要があるものの、これまではっきりしている事実からしても同氏は即刻辞職すべきだ。
最近で言えば、政治資金収支報告書に載せていなかった多額の裏金が発覚した佐賀1区選出の坂井隆憲衆院議員もあるように、政治家の中でのお金に対する感覚がおかしなまま放置されてきた。政治活動を実際にやってみて、ある程度お金がかかる面はあると僕も実感として思う。一枚10円のコストでパンフレットを作ったとすると10万枚作ったらそれだけでもう100万円ものお金が必要なのだ。それを1万枚封筒に入れて郵送したら単純計算で80万円の郵便代がかかるということになる。
最大限の節約と工夫が政治の側にもっともっと必要だとしても、政治に携わるためにお金をこれからもお願いする僕らは、次のことを肝に銘じておかねばならない。
政治が預かるお金は本当に重たいお金なのだ。
秘書任せ、あるいは秘書と結託して国民に対して説明がつかない裏金を作るような政治とは決別しなければならない。
2003年6月12日
5000ヒット突破御礼!いつも読んでくださる方々、本当にありがとうございます!
最近志ある方々との新しい出会いに恵まれています。元気と勇気が出ます。
◆原点は怒り
なぜ政治家を目指すのか、とある方から問われた。私の口から出た言葉は、「政治に怒ったから」だった。
まっとうな感覚を持って政治に携わる人が少ない。気がついた人間から行動を起こさなければならない。最初に石を投げる人間にならねば。旗を上げてがんばる人がいないと、その周りの人は政治をあきらめてしまう。
そして政治への入り口を求め、政経塾の門をたたいた。
あれから6年。まもなく僕は30歳になる。
コムシティの破綻をめぐる政治の機能不全を目の当たりにしてもそう。党首討論の際の不誠実ででたらめな小泉首相のイラク特措法に関する答弁を聞いてもそう。怒りの引き金はますます増えるばかりだ。いや、僕なんかよりももっと怒っている人はたくさんいる。
僕は、フツウの感覚を持った人々が普通ならあきらめてしまうかもしれない、でも確かに宿っている心の底の怒りを政治にぶつけるために政治に挑戦しているということを今一度肝に銘じたい。
◆まもなくポスターと後援会パンフレットができます!
最近手厚くなってきた、国政を目指す民主党公認の総支部代表への党本部からの支援。その支援を活用して、ようやく自前のポスターと後援会入会パンフレットができそうです。
6月20日配布開始の予定ですので、ポスターを貼っていただける方、パンフレット送付希望の方は、メールか、お電話(093-941-7767)にてご連絡ください!
政策提案を書いたプレス民主号外(くわしくは上記のリンクをご参照ください)も配布中ですので、ご近所や職場などでお配りいただける方、あわせてご連絡ください。
2003年6月2日
◆有事法制の取り組み、もっと説明と理解の場が必要 ・・・ ある有権者への返信
政治活動をしていると、有権者の方々からいろいろなお尋ねや意見をいただく。経済問題や有事法制、個人情報保護など、検討課題が目白押しの昨今はとりわけだ。私を含めた民主党を支える人間は可能な限りいただいたお尋ねにお答えしている。今日は、私たちに届いたそんなお尋ねや意見に対して返信した一部を紹介したい。
>>>>>ここから
<ご意見の概略>
・民主党を応援しているが、有事法案に関しての民主党の態度に非常に落胆。
・自民党をはじめとした与党の強引な有事法案制定に荷担するつもりなのか?
・もっと、国民の権利や、本当の意味での幸せを考えてほしい。
・帝国主義のようなアメリカにひきずられて、日本も巻き込まれるのは時間の問題ではないか?
・国会で、反対を唱えられるのは、野党の皆さんだけ。最大野党の民主党にこそ頑張ってほしい。
<こたえ>
いつも応援していただいてありがとうございます。
まず端的にお答えをするならば、
アメリカなどに引きずられて主体性のない国に成り下がらないようにしながら、
国民の権利と、本当の意味での幸せを最大限に守るために必要な精一杯の策を民主党はとりました。
(伝わっていないならば、民主党の広報不足です。すみません)
民主党の基本的な立場をまず整理させてください。
(長くなりますが、微妙な問題ですので言葉を重ねることが必要です。ご了承ください)
有事法制は必要かと問われれば、YES です。
今の民主党ができた当初から、
有事に対応するためには「緊急事態法制」の整備を急がなければならないということが一致した方針としてあります。
(所属議員全員が参加した会議で決めたことです)
こんな文言で規定されています。
「シビリアン・コントロールや基本的人権を侵害しないことを原則としながら、
有事・危機に際して超法規的措置をとることのないよう関連法制の整備を早急に
進める。」 (結党時の党の基本政策より抜粋)
つまり、
国民からの統制が効いた形で、人権が守られるという条件で
なんでもありのなし崩しを防ぐためにあらかじめ法律
(関連法制と書いてあったもの、緊急事態法制と民主党では呼んでいました)の準備が必要、
というのが民主党の立場なのです。
これに基づいて、緊急事態法制の全体像を議論を重ねて準備しました。
http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/emergency.html
しかし、いざ有事法制の議論が本格的になってでてきた政府案、
今の政府・与党が推し進めてきた「当初の有事関連法案」は
「自衛隊の活動を円滑にするための法律案」であって、
本来の役割である「国民を守る」という視点は先送りされていました。
(昨年出てきた一番最初の案はもっとひどいものでした。今の案も、
細かく見れば、円滑な活動に役立つには程遠い、現実離れした内容ではあります)
与党が過半数を占める今の国会の状況の中で
民主党が取れる選択肢は二つでした。
1 徹底して政府案に反対すること
2 修正協議に応じて、政府案の内容修正を図る
おっしゃるように、1の立場を貫くことも野党の大事な役割のひとつです。
国民の声として一定数あるという認識もあります。
しかし、それでは、国民保護法制を先送りにし、基本的人権に関する配慮も
なんらないままの政府案がそのまま通ってしまうという状況になってしまいます。
民主党としては、この状況で何を守るべきか、と考えました。
そして、国民を守るために次のことをやろうとしました。
・何があっても国民の権利(とりわけ基本的人権)をきちんと守る体制を作る取り組みをやるという約束を政府与党に取り付けよう
・アメリカなどからいわれてやってしまいがちだった、「なし崩しの超法規的措置」「特別立法の積み重ね」を防ぐための仕組みづくりに徹底的に取り組むという言質をとろう
そして、修正協議の結果、この2点に取り組む道筋をつけたと民主党として判断し、
修正協議に応じました。
(中略)
今回の有事関連は、この国の人々を本当の意味で守るために必要な法律のほんの一部に過ぎません。
国民の権利を具体的に守るために必要な法律や制度、機関の整備を民主党として、きっちりとこれからも求めつつ、議論を重ねてまいります。
(中略)
今回の民主党の取り組みは従来よりもずいぶん踏み込んだものです。
修正協議を担当した前原誠司「次の内閣」安保ネクスト大臣も今回の決定は諸刃の剣だと言っていました。扱い方を間違えたら大変なことになるという意味で、民主党の政治家全員が覚悟を決めてことに当たらなければ国民からの負託にこたえることはできないと思っています。
厳しい目にさらされていることも党の中にいるものはみなひしひしと感じています。これからも厳しく、そして暖かく、二番目の選択肢としての民主党を育てていただければありがたく存じます。
大変長くなりました。これからもよろしくお願いいたします。
>>>>>ここまで
こうして一定の説明を試みて感じたのは、今回の有事法制の議論で一定の修正を勝ち取ったといっている民主党の、有事法制に関する考え方の全体像と、今回の取り組みのつながりをきちんと説明することが足りないのではないかということだ。
党員やサポーターの方々、議員秘書など関心を持っていただいている方々の中でもまだ今回の有事法制への取り組みに対する理解が十分でないと感じる。
勉強会のような対話の場や何かしらの資料配布の形でもよいと思う。問題とその取り組みが複雑なだけに、もっと意識的に説明と理解の場を作らなければならない。
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