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資料集



前衆議院議員きいたかしが本サイトで掲載したメッセージを集めました。

◆2004年06月のメッセージ



2004年06月16日

◆改革へ「まっすぐに、ひたむきに。」 ・・・ 第159回通常国会閉幕


今日で、150日間にわたった通常国会が終わりました。

文部科学委員会での初質問、衆議院本会議での初めての代表質問など、初めてだらけの国会活動でしたが、手探りながら、全力でがんばりきりました。(本会議に開かれる代議士会には欠かさず参加したということで、皆勤賞をいただきました。ありがたいことです)様々な場面で叱咤激励いただきました皆様に心から御礼申し上げます。

しかし、数に劣る野党として、年金の問題をはじめとして、結局与党の好き勝手にされてしまった、とりわけ、数の力に任せて、国会における審議自体をないがしろにされてしまったことは本当に悔しく思います。「社員もいろいろ」などとうそぶいては国会を軽んじ、国民をばかにする小泉総理をはじめとした人々をこのまま放置しておいてよいのか。よいはずがありません。

様々な国会戦術や物理的な抵抗(ご批判があるのは承知しています)を繰り出してでも、与党がごまかそうとする(何より国民に説明もしない)問題の本質をあぶり出さねばならない。それほど、与党の強行採決をはじめとする強引な国会運営は限度を超え、前代未聞の領域にまで達していました。

私はこの国民をないがしろにした与党のやり方に、本当に憤りを覚えております。

この心に秘めたる怒りを、来たる夏の参議院選挙にぶつけたいと思います。今後、地元へ戻りまして、毎日街頭でマイクを握って皆様に国政報告とこれから政治がなすべき方向についての訴えをしてまいります。ひざづめで、国政報告をさせていただく場もぜひ持たせていただきたいとも考えています。

民主党マニフェストのスローガンは、「まっすぐに、ひたむきに。」です。私自身もこの半年余り、愚直に政治家としての仕事に没頭しています。

「うそ・おおげさ・まぎらわしい」と、どこかのコマーシャルの言葉ではありませんが、まさに看板倒れ、口先だけ、ウソ偽りだらけの今の小泉政権と与党のやり方は、この民主党がこれから目指す政治の形とは真反対の位置にあるというのが現場最前線に身を置いた私の実感です。

愚直に改革 か ごまかし政治 か。

三年も我々をだましつづけてきた小泉政権のおかしさに、もう皆様はお気づきのはずです。冷たくて傲慢。それが小泉政治の本質。

古い政治の上にあぐらをかいている、小泉総理をはじめとする与党の政治家に強く反省を促すためにも、有権者の皆様の力をこの参議院選挙で、改めて託していただきたい、ということを強くお願いいたします。

この参議院選挙、全力で戦ってまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。



2004年06月2日

◆「洋楽の平行輸入CDストップ権」を止められず

質疑の前後で応援・激励などをたくさんたくさんいただきました。本当にありがとうございました。m(__)m

この数ヶ月、静かにではあったが、戦ってきた法律改正があった。著作権法の一部改正案だ。私が所属する文部科学委員会において、この通常国会でかかった、最後の法案であった。

表向きは、著作権者を守るため、アジア諸国など物価水準が異なる国においてライセンス生産された邦楽のCDが日本国内へ還流することを防止する措置という触れ込みであった。かくいう私も最初は、ああ海賊版対策ということならあれは問題だから、できることはせねば、という感じをもっていた。(ちなみに、今回の改正はその他にもコミックへの貸与権の付与と罰則の強化という重大な改正も含まれている)

ところがである。この「還流防止措置」に関する政府の説明は、あくまで邦楽がアジアから還流することを防ぐのが目的だと、薬で言えば本来の作用だけを強調していたのだが、とんでもない副作用が、参議院審議を経ているにもかかわらず放置されていた。外国との条約の関係(内外無差別原則)で、他の国の著作権を持つ人々(著作権に関わる人々、著作隣接権者といいます)が措置をしてくれ(つまり権利を行使してほしい)といった場合、政治行政の努力に関わらず、権利が行使されてしまう、つまり、海外の権利者が、並行輸入される洋楽の輸入版CDを止めることが、法律上可能になるというのである。


問題の詳細とこれまでの経過については、以下のページを参照してください。
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/ 海外盤CD輸入禁止に反対する
http://www.satokenichiro.com/cd.htm 民主党ホームエンターテイメント議員連盟(私も参加しています)


あのHMVとかタワーレコードの店頭で売っているあれが買えなくなる可能性があるというのか。これは一大事だ。

たまたま代議士の立場をお預かりしてはいるものの、音楽が好きなただの若者として、何とかせねば、という思いから、この問題に取り組む民主党ホームエンターテイメント議員連盟(略してエンタメ議連)に参加。川内博史代議士をはじめとする先輩・仲間の議員と協力しながら、問題点の洗い出しをする。衆議院の調査室や国会図書館の調査局などにお願いして、2月から少しずつ資料を集めていたのが少し役に立ちそうだ。輸入品を扱う小売業の方や、消費者団体、音楽関係の方など、たくさんの方から話を伺う。

ある日、うわさの「ブログ」(最近話題の簡易型ホームページのこと)で今回の問題の関心が急速に広がっていることを知る。あるサイトの管理者の方に「がんばりましょう」と励ましメールを送った数日後にご本人にお会いし助けてもらったりする。トラックバックという、サイトとサイトを結ぶ機能を使って、他のページへと飛ぶ。党内議論の数倍先を行っている部分も多々ある。ネットというのは本当にすごい、と同僚議員とも話す。

衆議院文部科学委員会でも、5月28日と6月2日の2回、質疑に立った。

・著作権法の一部を改正する法律案に関する私の質疑の模様(衆議院審議中継ビデオライブラリへの直接リンク)
5月28日 衆議院文部科学委員会 城井崇(民主党・無所属クラブ)
6月2日  衆議院文部科学委員会 城井崇(民主党・無所属クラブ)

問題点をきっちりと日の下にさらすべく、いつもはあんまりねちっこくやらないのだが、意を決して、怒りを込めた粘着型の突込みを文化庁に対して連続発射することにした。答えるまで聞いてやる、という思いで。(普段やりなれていないので、なかなかうまくいかないのも実感)誠実さのない文化庁の答弁に、何度も怒り心頭。

私の質疑への答弁、これまでの質問趣意書や同僚議員などの質疑への答弁などから、とんでもないことが明らかになる。(まさか、公の場である委員会でここまでひどいありさまが明らかになるとは。かなり僕の予想を越えていた)

その一部だけでもこんな感じだ。

・ほとんどの国会議員がこの法案が洋楽盤の並行輸入も対象となることを知らされていなかった。

・審議会での審議の段階で、消費者団体が、文化庁によって恣意的に排除されていた。(協議申し入れを文化庁な何度も拒否していた)

・政府や自民党の政治家、一部利害関係者が、「これまでの附帯決議や大臣の答弁があるから、洋楽盤の並行輸入は止まらない、大丈夫」と散々宣伝してきたにもかかわらず、実際には、海外の権利者が洋盤の並行輸入を止める権利を行使した場合に、これらの附帯決議や大臣答弁を根拠にして、彼らの権利行使を止められないのが事実である。

・権利を使うと懸念される、ファイブメジャーと呼ばれるアメリカの5大レコード会社が権利を行使しないという担保は何らない(1社も表明していない)し、その確認すら行われていない。

・「輸入権を持つ国は65カ国ある」「現在国内に還流しているCDが68万枚、将来1265万枚になる」といった政府が導入の理由を説明するに当たって前提としてきた基本的なデータが、業界(今回の措置を希望した人々)のお手盛りでいい加減なデータであった。つまり、議論の前提が完全に崩れ去っている。

・権利者の利害が不当に害される場合に措置を行うというが、どのような場合に不当となるか、その基準が明らかでない。

・法案審議の最中である4月24日の浜崎あゆみコンサートのVIP席(普通は取れないプレミアチケット)に、文化庁の官僚が招待されて、実際に行っていた。利害関係者から接待を受ける文化庁の無神経ぶりが明らかになる。

と、こんな感じだ。他にも問題点は山ほどある。

ここまでひどい内容だということを念頭に、問題が起こったときに迅速に対処できるように、民主党で修正案(問題が起こったときに見直しを行う)を作成、参議院の民主党も含めた、民主党の総意として修正を求めていくこととなった。

しかし、問題の追及と働きかけが遅かったのと、私を含めた民主党議員の力不足で、結局、修正を勝ち取ることができなかった。一度、党として正式に態度決定し、参議院で全会一致で賛成(あの時はまだそこまで問題を明らかにできていなかった。悔やまれる)していたものを衆議院でひっくり返すというのも、これほど大変な作業なのか、と厳しさを実感させられた。

結果として、本日の衆議院の文部科学委員会では、修正案は否決、原案と附帯決議が可決ということになった。

「洋楽の並行輸入CDストップ権」を止められなかった。ご協力いただいた皆さん、応援していただいた皆さんには本当に申し訳ないと心から思うが、これから法律の運用をしっかりと見張っていき、逐次国会の目を届かせていくことで、皆さんの気持ちに少しでもこたえたいと思う。十分とは思わないが、そこからはじめさせていただきたい。

またひとつ未来への宿題が増えた。がんばらねば。





◆2004年06月のメッセージ ここまで