2006年03月17日
◆木も見る、森も見る ・・・ 新北九州空港開港によせて
みなさんこんにちは。きいたかしです。
三寒四温で、日増しに春らしくなってきていますが、お元気でお過ごしでしょうか。私は、地道な活動を続ける一方で、昨年からかかってしまった花粉症と、くすぶり続けるメール問題で少々頭を悩ませています。どちらも初動、初期対応が大事だなぁ、とつくづく感じているところです。
さて、昨日は、待ちに待った新北九州空港の開港日でした。事故なく初日の飛行機が飛んだことをまずは喜びたいと思います。
国際物流拠点として、アジアも見据えた都市間競争を勝ち抜いていくために、どうしても整えておかねばならぬ交通基盤としての役割。先に利用開始となったひびきコンテナターミナルなどとともに、これからしっかりと果たしてもらわなければなりません。この役割が果たせるかどうかは、一にも二にも利用者である我々にかかっているということはいうまでもありません。できるかぎりしっかり応援したいと思います。
この利活用のポイントとなる今後の物流を大きく左右する、製造業に関する今後の見通しの話を、先日経済の専門家の方から伺いました。
設備投資は伸びていて、電機産業や自動車産業は国内で作ろうと回帰現象が起きている。外国で組み立てるのは良いが、一次部品の調達は国内でやろうという流れになっているとのことでした。なるほど。これまでの北部九州に対する自動車産業の集中に合わせて企業立地が少しずつすすんできていることは、北米向けの自動車輸出の好調さともあいまって、北九州の大企業に良い流れを持ち込んできているわけです。
この専門家の方が、ちょっとだけ気になることを2つおっしゃっていました。
ひとつは、中小企業の設備投資の更新が遅れているということでした。特に、北九州にも多く存在する金型業界が深刻というのです。自動車の組み立てにも欠かせないこの金型企業は、ほとんどが零細企業です。不況が長かったために企業の体力が落ち込んでいるのに加えて、金型自体の単価がバブル期に比べて30%から50%落ち込んでいる(大企業の価格たたきが原因?!)といいます。金融機関から融資を止められないように無理してトントンの決算にしているが、実際には8割くらいは赤字ではないかとも。
これを聞いて、自動車輸出の好調さを生かし、中小企業、特にものつくりの中心を担う零細企業の皆さんにもう一踏ん張りしていただけるように、いくつかやるべきことがあると私は考えました。
ひとつは、いわゆる「下請け泣かせ」をチェックするしくみです。公正取引委員会あたりがもっと力を発揮して、必要以上に働く元請けの価格支配力を抑えるようなしくみが必要です。
もうひとつは、設備投資の更新を急いでもらうために、政府系金融機関をもっと活用することです。先ほどの金型企業にしても、いい金型を作ろうと思えば、高度の手仕上げ技術が必要なのと同時に、精度の高い工作機械を持つことが必要。現在最新の機械を導入した企業でも、かなり無理をして資金調達をしている有様です。思い切った設備投資の更新を後押しするしくみは、政治が踏み込まなければ実現できないと考えます。
専門家さんがおっしゃった気になることのもうひとつは、好調な今の日本の新車輸出の内容です。2006年1月に540万台を記録している新車の輸出は、対米輸出で占められています。この5、6年でアメリカ国内の新車販売台数が息切れしかけている(1600万台から1800万台あたりを推移)ことを考えれば、対米輸出台数が下がってくると、大きな影響は避けられないというのです。なるほど。このリスクも我々はしっかりと認識しておかなければなりません。この点を踏まえて、自動車産業以外の分野での産業育成もしっかりと取り組む必要があると私は考えます。
木も見る、森も見る。
これからも暮らし続け、働き続ける北九州、日本を元気にしていく。そのためには、大きな視点も、細かな目配せも両方とも必要です。鉄道アクセスの整備や後背地の開発、観光振興など、やるべきことはたくさんあります。私も微力ではありますが頑張ってまいります。ぜひ皆様からも活用に向けたアイデアをお寄せください。よろしくお願いいたします。
2006年03月01日
◆お詫びと新たなる決意
皆さんこんにちは。きいたかしです。久しぶりのメッセージ更新となります。いつも見ていただいている皆様、本当にありがとうございます!
この2ヶ月ほど、私は地元を走り回っておりました。あいさつまわりに街頭演説。ミニ集会に後援会入会お願い、活動継続に必要な資金確保のためのご協力のお願い。カネミ油症被害者支援のための立法作業への仲間の議員との取り組み。福岡県内の耐震偽装問題の調査や統一地方選挙に向けた候補者擁立作業など、国政復帰へ向けて、昼夜なく、さまざまなやるべきことに追われる毎日でした。
そんな中で、仲間の議員や付き合いのある報道関係者等を通じて永田町の様子を逐次伝え聞きました。あまりに政治の動きがめまぐるしい。特に、地域で足を踏ん張っている私から見ても、国会における民主党そのものが、あまりにふがいなくお粗末な状況でした。そんな現状を見るにつけ、本当に「はがいい」思いを日々強くしております。
格差社会へと変貌しつつあるわが国の社会の未来像の議論。いわゆる4点セット(耐震偽装、BSE、ライブドア、防衛施設庁官製談合)の追及。やるべきところが本当にたくさんあるにもかかわらず、飛び出してきた例の「堀江メール」問題。私も考えを述べようと考えましたが、飛び交う憶測、不足する情報、十分に判断するに足る状況になかなかいたりませんでした。今日は、昨日の永田議員の謝罪記者会見、前原代表、鳩山幹事長の会見等を踏まえ、私なりの考えをお伝えしたいと思います。
まず、民主党としてやるべきは、間違ったことに関する謝罪をきちんとすること。なぜそんなことにいたったのか説明責任を尽くすことでした。具体的には、2月16日の永田議員のメールに関する質問が十分な根拠に基づいたものではなかったこと。そして、その後も裏づけが取れていないことです。民主党議員のメールの内容を前提とした発言についても、適切なものとは言えません。この過ちを認めたうえで、お詫びしなければなりません。この点で「潔さ」が感じられなかったことが本当に残念でなりません。何よりも、これまで民主党や党に関わる政治家を、至らぬところが多々あるにもかかわらず応援していただいている支援者の皆様がどれくらい怒り、心を痛めておられるか、想像に難くありません。さまざまな集まりにお邪魔させていただいてもまずこの話題からでした。私からも深くお詫び申し上げます。
もうひとつ、お詫びせねばならないのは、今回のメール騒動によって国会を混乱させてしまったことです。先ほど触れたとおり、格差社会へと変貌しつつあるわが国の社会の未来像の議論に加えて、いわゆる4点セット(耐震偽装、BSE、ライブドア、防衛施設庁官製談合)の追及などの審議は、民主党としても国会で行なってきましたが、ほとんど報道されませんでした。民主党のお粗末ぶりばかりが目立ち、本来大きく取り上げ、議論を尽くすべき課題を覆い隠してしまう結果となりました。前原体制になってから対案提案路線を貫いてきて、その内容を少しずつ充実させるきっかけをつかみかけていただけに悔やまれてなりません。失わせてしまった国益を取り戻すべく、微力ではありますが、全力を尽くしたいと思います。
今回の一件で民主党が失った信頼は、昨年の総選挙での敗戦によるショックの比ではありません。信頼回復は容易なことではありません。まさにいばらの道です。日本政治の再生のため、選択肢のある日本の政治にするべく、自らが民主党を磨き育てることを私が決意してから3年余りが経ちました。まさにそこに込めた思いが試されている、初志貫徹の中身が問われていると感じます。そのことをよくよく肝に銘じて、何をすべきか、どのように行動すべきかについて皆様の意見に耳を傾けさせていただきたい。沈思黙考、熟慮に熟慮を重ねて、今後の政治活動に真摯に謙虚に取り組んでまいりたいと思います。
今後とも厳しく温かいご指導、よろしくお願いいたします。
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